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高度情報化社会の進展とともに、教育を取り巻く環境は、変革の時期を迎えています。学校だけでなく社会教育の現場における授業や講座の情報化は、学びのあり方だけでなく、発想の転換を求めているといえるでしょう。

教育の場は、いまや年齢層も広く、活動領域も広がりつつあります。学校教育を例に取れば、「総合的な学習の時間」の導入により、学校の活動領域が地域社会にも広がったことで、児童・生徒たちと地域住民が一緒に学ぶ試みが各地で実施されています。その経験は、あらゆる物事や現象を多角的に分析し、判断する能力が養われることになります。ここでカギとなるのが、見出した物事・事象ををさらに「空間的に」把握する力です。それを実現するためには、あらゆる事物・事象を可視化し、空間的にとらえ、分析力、理解力そして想像力を育む優れたツールであるGIS(地理情報システム)は最適といっても過言ではありません。

しかし、教育の場では、多くの問題を抱えています。まず、IT環境の整備ばかりが進行して、それを活用するために必要なスキルリテラシーの習得がまだ追いついていない現状があります。そして、児童・生徒といった学習主体のみならず、教師をはじめとする教育を支援する側にも、「空間をもって事物・事象を表現し、発想する」という思考がまだ浸透していないことがあります。さらに、利用するソフトウェアなどに関しても、一般的なPC利用者から見て操作が難解なものが多く、ユーザビリティが低いこと、必要なデータの相互利用が困難なこと、加えて関連ソフトが高額であることなどの問題も抱えています。これらの問題が解消されたとき、教育現場においてGISは必要不可欠なツールとして導入が急速に進展していくでしょう。

今まさに、教育現場で目指すことと実現できていることとのギャップを解消しなければならない時が来ています。そのためには、教育現場の方々とあらゆる関連業界が、お互いの意見を知り、一体となって取組む場が必要です。そして、誰もが空間認識を身に付け、GISを基礎的なツールとして活用できるようになるために、空間を重視した教育の実践事例も含め、あらゆる分野の情報を交換できる場の提供、ワークショプや講習会等の開催、ソフトやコンテンツ及び地図データの開発促進、さらに、先進的なGISを活用した教育の推進など効果的に行うことが求められています。

わたしたちは、未来を担う世代のために、地域社会とも連携しながら、あらゆる教育の場におけるGISの利用環境を整備し、普及促進のために、教育現場とGIS産業をはじめとする関連業界をつなぐブリッジセクターとなる「教育GISフォーラム」の結成を呼びかけます。関係各位におかれましては、本会の趣旨をご理解いただき、皆様のご参加とご協力をお願いする次第であります。

本フォーラムに関するお問い合わせはinfo@e-gis-forum.jpまでお願いいたします。
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